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2009/09/09
今回担当の高沢です。
今回は『スピンオフ』についてお話したいと思います。
スピンオフとは軍事技術を民生技術に利用・転用することを称します。
※この逆、民生技術を軍事技術に応用することを『スピンオン』と称することがあります。
アイテックでもスペクトラム拡散を利用した無線機器の設計・開発を行っていますが、このスペクトラム拡散は元々、軍事用に開発された通信方式です。民間に開放されてからは、秘話性、秘匿性、又、干渉、妨害、混信に強いなどの特徴から、携帯電話、GPS、Bluetoothなど無線機器に広く応用されています。
スピンオフされた技術はスペクトラム拡散以外にも多く存在します。
代表的な技術として以下のものがあります。
■無線通信技術
上記のスペクトラム拡散も一つの例です
■コンピュータ
弾道計算の為にコンピュータは生まれました
■原子炉
原爆開発・製造技術
■GPS
軍用のGPS衛星を利用して、現在位置を測位しています。代表的なものはカーナビ
■インターネット
米国国防総省が保有するネットワークが現在のインターネットの原型となっています。
■電子レンジ
レーダ開発の副産物
■新幹線
零戦の技術者が新幹線の設計に携わりました
他に
■暗号化
■光ファイバー網
軍用技術は現代技術の基礎となり、便利な生活や豊かな生活など多くの恩恵をもたらしてくれています。一方、戦争という惨劇の裏側で軍用技術が発展してきた歴史があり、多くの悲劇、不幸を生んでしまったこともまた事実です。
軍用技術は国家レベルの戦略や機密事項が多く、民間への公開は難しいのかもしれませんが、高性能、高レベルの技術を平和的かつ安全にスピンオフしていけば今以上に便利な社会、豊かな社会を提供してくれるでしょう。このような軍事技術が民間に数多く公開されることを望んでいます。
私もこのような技術を取り入れながら、皆さんに喜んで頂いたり、便利に活用して頂けるような製品開発を心掛けていきたいと思っています。
それではこの辺で失礼します。


