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アイテックのエンジニアによるコラム

2005/03/03

電波環境について

無線を扱う仕事がら、ノイズと言われる不要電波には敏感です。試作品の実験や評価をしている時に、予想と違う動きをすることがあります。原因を探ってみると、大体の場合は身近なものから不要電波が出ていてそれが原因だったということがあります。例えば、パソコンです。ご存知のようにパソコンの中には集積回路や発振素子が山ほど詰まっていて、常にノイズを発生している為、無線機器には大敵と言えるでしょう。特にノート型は、すごいです。デスクトップ型に比べ小型であるが故にノイズが漏れやすいのかもしれません。とは言っても、電波法に則ったノイズの試験にはパスしているので何ら問題なさそうですが、実際には若干の影響は出ます。固定電話機なども案外ノイズを出していたりします。

また、地域によっても電波環境が悪い箇所があります。TVやラジオの電波塔が近くにある地域は勿論ですが、その他に港、空港、倉庫の密集している地域等があげられます。このような地域には、業務用無線が頻繁に使用されているようで、その影響があるのだと思います。

あなたがお持ちの無線製品の調子が悪い場合には、ひょっとしたらこのようなことが原因なのかもしれません。




2005/03/16

「プリント基板について」

私たちが開発・量産しています無線機器には、必ずと言って良いほどプリント配線基板が使われています。
高周波プリント基板の設計では、回路ブロックや部品の配置など最初の構想検討が十分に行われていないと、回路動作が不安定になり、トラブルを解決するために何度も基板を作製することになります。
数十MHz帯で動作するラジコンのような基板であれば、ラフにレイアウトをしても、そこそこ動作する場合もあれば、GHz帯を扱うような機器においては、部品パッドやパターン長による影響に細心の注意をしなければならない場合もあります。高周波プリント基板は、高周波回路のみを実装することは稀であり、機器として、デジタル回路と共にプリント基板に実装されることが多くなっています。
こうした時に問題になってくるのは、デジタル回路が発生するノイズが高周波部分に干渉することなどがあり、その為に、高周波回路とデジタル回路を分離して配置する方法を考え、アートワークの前に、十分に構想を練ることが重要です。基板設計において、具体的に注意する点として、信号線は最短に配線する、回路間の結合を小さくする、グランドは大きく取る、部品のグランド端子は最短でグランド層に接続する、プリントパターンの長さに注意するなどが挙げられます。
これらを考慮しながら、スムーズに基板設計を行うには、経験と実績が成せる技であると思っております。

私たちアイテックには、お客様の要求を満足させるための技術スタッフが多数おります。是非、お電話・メールにてご相談ください。



2005/03/31

電波を使ったたおもしろい機器・・スピードガンについて

プロ野球が開幕しました。(パリーグが、もうすぐセリーグも)テレビを見ているとピッチャーの投げたボールのスピードをよく表示しています。例えば145Kmとか。これはスピードガンと呼ばれるもので測定し、10GHz帯のマイクロウエーブを使用しています。
一般的に移動中の物体に電波を発射すると物体から反射された電波の周波数は元の周波数と異なる事がしられています。・・ドップラー効果この差を計測し表示する機器がスピードガンです。
もうすこし具体的には、10.525GHzで送信し、次に一時的に電波を停止し受信に切り替え、跳ね返ってくる電波を受信しその周波数を測定しボールのスピードを算出します。測定の精度を上げるにはボールと直線上が望ましいが、偏差角(ズレ)が10°以内なら1%程度の誤差である事も知られています。
表示速度の精度は総合的にみて(測定場所にもよるが)±5~10%位です。

テレビでボールのスピードが表示されたら舞台裏ではこんな機器が働いていると、思い出して下さい。



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