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アイテックのエンジニアによるコラム

2004/07/01

よくある質問内容

今回のコラム担当の柳沢です。

モジュールをご購入していただいたお客様からよく頂く質問と回答をお話したいと思います。

質問は「送信機から信号を送っていないのに受信機の復調信号端子から信号が出力されていますが、正常動作でしょうか?」です。もちろん回答は「正常です。」です。
受信回路は電源が供給されると目的の信号だけでなくアンテナより入力される全ての信号(ノイズ)を受信(復調)しようとします。もちろん回路内にはフィルタが有り、目的の信号のみが通る様設計されていますが、ゼロにすることはできず、電源供給でノイズを出力します。このノイズが有線と無線の大きな違いではないかと思います。
無線は常にノイズの中から目的の信号を取り出さなければならず、使いこなす為にはノイズと仲良くすることが必要不可欠なのです。ノイズと目的の信号をいかに区別するかテクニックの見せ所であり、設計者にとっては面白い部分ではないかと思います。

皆さんもノイズを意識しながらトライしてみてください。「厳しいな」っと感じたらアイテックへ。それではこの辺で失礼します。

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執筆担当 : 柳沢充亨


2004/07/15

無線機器に使用するアンテナは大きいほど良いアンテナ?

アンテナについて実践的な事を少し

無線機器にはアンテナは必ずついています。形状、サイズは色々あります。機器のデザインに合わせたもの、ケース内に収納し外から見えないもの、特性を優先したもの等種々雑多です。色々ある中で最近アンテナは大きいほうが良く飛びますか?という質問をよく聞きます。今回はこれについて少し。

一般的には、アンテナはできるだけ高くまた大きいほうが有利と言えます。高い方が周囲の影響が受けにくく、大きい方がより多くの情報が(電波が)受け安くなるからです。ここでもう少し踏み込んで見ると、一言で電波といっても色々な周波数がありアンテナはそれに合わせて作くらなければなりません。なぜならアンテナは共振現象を利用してできているからです。例えば429MHz(特定小電力で使用している周波数帯)を受信しようと(送信も)した時、共振させるための長さ(波長・・λ)はλ=300/429=70(cm)で計算できます。電波の分布から実際のアンテナの長さはλ/2となります。さらに機器に実装するにはコスト、デザイン等考慮する必要があり、λ/4、λ/8のアンテナも多用します。

ここでおまけを一つ、アンテナは上記の様波長を合わせる必要がありますが、実践的には特定小電力機器クラスの場合送信側は波長にできるだけ合わせ、受信側は長い方が飛距離は伸びる様です。

以上



2004/07/29

電子部品の製造中止について

私たちの開発しています無線機器には、数多くの電子部品が使用されています。また、電子業界において、使用する電子部品よりも耐用年数が長い機器を設計することが、当たり前のように行われています。
しかし、電子技術が急速に進歩している技術分野では、新世代の電子部品が短期間で前世代の電子部品に取って変わるのが日常的になっています。
電子部品メーカーは、全ての品種をいつまでも保管していることは難しく、需要が減少し採算が合わなくなるとその電子部品は姿を消すことになります。ある調べによりますと、電子業界全体で毎月2000品種の電子部品が製造中止になっているとも言われています。
その為、各メーカーでは、ある部品の生産量が減少段階になると、最終的に購入できる期間、すなわち部品の寿命を我々ユーザーに通知することがあります。部品のデリバリーが困難になると、代替品を模索するか、もしくは機器自体の設計変更等、再度設計開発が必要になります。
その為にも私たちは、半導体メーカーの動向には注意を向け、サプライヤーからの情報収集を積極的に行うことを心掛けています。
また、設計現場においても、製品設計の全てに関する詳細なデータを残すことにより、突然に製造中止になった電子部品を置き換える場合にも対処できるようにしています。

お客様に長く愛される製品を開発するためにも、私たちはこのような努力をこれからも積み重ねていきたいと考えています。




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