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アイテックのエンジニアによるコラム

2010/01/27

電食について

こんにちは。
生産技術グループの菊地です。

今回は電食についてのお話をします。
みなさんは、流し台に缶詰めの空き缶を濡れたまま放置していたら缶の縁に沿って錆びができていた経験はありませんか?
これが電食です。

電食とは電気腐食・ガルバニック腐食・異種金属接触腐食などの総称です。
金属は電気が通るような液体(電解質の溶液)の中では電気化学的にみてそれぞれ独自の序列を持っています。これを電位といいます。電位の高い金属を貴な金属(貴金属)、電位の低い金属を卑な金属(卑金属)といいます。

貴金属といえばみなさんご存知の通り金、銀、プラチナなどのことですよね。
貴金属と卑金属が接触すると電位差が生じて貴金属から卑金属に向かって電流が流れるのです。
卑金属に電流が流れるとイオン化して溶液中に溶け出し、腐食してしまいます。
この現象を電食と呼びます。

電食の起こりやすい条件は

①電位差が大きい
②水と接触する
③高温多湿である
④塩分が多い
⑤卑金属側の面積が大きい

などが挙げられます。

電食対策としては

①同一材料を使う
②電位差の小さい材料を使う
③メッキなどにより電位差を小さくする
④塗装により絶縁する
⑤樹脂材料により絶縁する

などを行ないます。

身の回りにある製品でも異種金属が接触する部分には、メッキされていたり、絶縁されていたりと様々な方法で電食対策が施されています。
気にしてみてみると面白い発見があるかもしれません。

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執筆担当 : 菊地広一郎


次回の更新日は2010/02/17です。

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