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2009/12/09
こんにちは生産技術の沼田です。
今回はメッキについて、掲載します。
メッキの歴史は土器や石器の道具にかわって金属製の道具の出現にあったようです。土器や石器を使った道具では、材料や性能には限度があったが、金属は自由に鋳造することができ、しかも石以上の硬度ができるためのようです。この金属のうち95%以上は鉄が使用されていたようです。鉄を素地のままにしておくと、酸化作用によって赤サビが発生して表面から内部へ深く入り、鉄の組織をボロボロにしてしまう。これは何も鉄だけでなく他の銅、真鍮、アルミニウム金属も同様です。それを防ぐために、金属の表面と大気を遮断する塗装、めっき技術等によって、サビを防ぎさらに表面を美しくして商品価値を高めています。
一般には外来語と信じられている「メッキ」という呼び名は、実は“滅金”という純粋な日本語です。
太古のメッキ技術は主として金や銀を水銀に入れて溶融、その溶液中に被加工物を入れるか、また
は溶液を被加工物に塗り、たいまつであぶり被加工物の表面に金や銀を析出するという方法で行っていました。このため水銀中で金銀が溶解して原型をとどめなくなるところから「金が滅する」つまり“滅金”と呼ばれ、後世になって「鍍金」という字を使うようになり、さらに漢字制限で「鍍」が使えなくなり、カナ文字の“メッキ”が幅をきかすようになったそうです。
メッキ法は「低温で成膜できる」、「厚い皮膜が得られる」、「大面積を処理できる」、「材料表面に機能性(装飾性、耐食性、耐摩耗性、光機能性、磁性、半田付け性等)をもたせられるといった特長を有した表面処理です。
「代表的なメッキ方法」
<電解メッキ>
電解溶液中で品物を陰極として通電し、表面にめっき金属を析出させるもので、装飾、防錆、機能とさまざまな目的に応じて比較的安価に、適切な金属皮膜を付与できるものです。
*利点ー量産品から多種小量品まで加工可能。高価な金属のすぐれた特性を良好な
密着性をもった皮膜として付与できる。
*欠点ー形状によっては、膜厚にムラを生じる。排水処理が必要。
・代表例・・・ニッケル、銅、クロム、亜鉛
<無電解メッキ>
溶液中での還元反応を利用して品物の表面にめっき金属を析出させるもので、ごく
一部の素材を除き、金属から非金属にいたるまで広くめっき可能であり、膜厚精度も高 い。
*利点ー均一な膜厚が得られる。殆どの金属、非金属にめっきが可能。
*欠点ー素材によって特殊で複雑な前処理が必要。排水処理が必要。
・代表例・・・ニッケル、銅
<溶融メッキ>
熱を加えて溶融させた防食性の金属などの中へ漬ける。
*利点ー素材と被覆金属との間に合金層ができることで密着性と耐食性を増す。
*欠点ー溜まり部分がでやすい。
・代表例・・・亜鉛、アルミ
<真空メッキ>
真空中で、メッキをしようとする金属を加熱蒸発させ、品物の表面に凝集させる方法。
*利点ー光沢に優れている。
*欠点ー膜厚が非常に薄い。
・代表例・・・アルミ、クロム、金、銀、銅
それでは今日はこのへんで。
次回の更新日は2010/01/06です。
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