![LIBRARY [ライブラリー]](/library/image/mainimg.jpg)

2008/09/10
今回は高沢が担当します。
『一昔前(今から約二十数年前)のソフト開発』ということをお話したいと思います。
私が社会人になって最初の組み込みで使用したCPUははインテルの8086でした。それほどパソコンが普及していない当時(名機PC-9800シリーズがぼちぼち世の中に普及し始めた頃)、文献もなく、ただひたすらにデータシートを読みあさった記憶があります。
当然、一人一人にパソコンは無く、仕様書は手書き。フローチャートはテンプレートを用いてこれも手書き。今の時代、wordやvisioといったソフトを使えば間違えても簡単に削除して簡単に変更できますが、当時は修正するのも大変。へたをすると最初からやり直しということもしばしばありました。
プログラム開発となると更に大変。一人一人にパソコンは無い。記憶媒体はフロッピディスク。に加え、開発機器はインテルの『MDS』という専用の開発機器。今で言うICE(In-Circuit Emulator )。一台、数百万する機械でプロジェクトとして2台揃えるのが精一杯。約10名で開発していたので順番待ちが多発。フロッピディスク上でコンパイルするのでコンパイルには居眠りできる位の時間が必要。徐々に納期が守れない状況になり、結局3交代での開発。休日出勤は当たり前。残業は月150時間は軽く越えていました。
そんな忙しい時代でしたが、今思い出すと、フロッピディスクの『カタカタ』音や書類の書き直しで出る、多量の消しゴムの『かす』など、今では無くなってしまった些細な光景が懐かしく思えます。
それではこの辺で。
次回の更新日は2008/10/08です。